1.弱々しく見えた夏の庭が教えてくれたこと
昨年の夏。
宿根草たちの様子がどこか変で、
葉は力なく、茎は細く、
「どうしてこんなに弱っているんだろう」と胸がざわついた。
土を掘り返してみると──
サルビアだけでなく、
立派に育っていたクレマチスまでネコブセンチュウにやられていた。
見た目は元気そうでも、
土の中では静かに負荷が蓄積していた。
自然は、
「見えないところの崩れは、ある日突然姿を見せる」
ということを教えてくれた。
人の心も同じで、
外側は整っていても、
内側が疲れていることがある。
2.化成肥料の“早く、大きく、美しく”という世界
これまでの庭づくりは、
化成肥料で植物を大きく育てるスタイルだった。
即効性があり、
ぐんぐん成長し、
見た目は華やかになる。
でもその裏で、
根は浅く、
虫や病気に弱くなる。
まるで、
「結果だけを求める生き方」のよう。
自然は、
「早さや派手さは、強さとは限らない」
ということを静かに示していた。
3.有機の庭づくりへ──自然のリズムに寄り添う選択
ネコブセンチュウの出来事をきっかけに、
わたしは庭づくりの方向を大きく変えた。
・ カルスの再生土
・ 堆肥
・ 鶏糞
・ 夫の手作りのぼかし肥料
・ 有機の土づくり
即効性はないけれど、
土がゆっくり豊かになり、
植物が本来の強さを取り戻す。
これは、
「急がず、丁寧に、自分のペースで生きる」
という心の在り方と同じ。
自然は、
「本当の強さは、ゆっくり育つ」
と教えてくれる。
4.1年経って気づいた“本当の成長”
有機の庭づくりに変えてから1年。
化成肥料のように
バラがバンバンとシュートを伸ばすことはなくなった。
でも──
気づいた。
緩やかに、でも着実に強く成長している。
一つ一つの花が凛として咲き誇っている。
宿根草たちも派手さはないけど、地にしっかり根を張って生きている。
これは、
自然がわたしに見せてくれた“成熟の姿”。
・ 派手ではない
・ でも強い
・ 深く根を張っている
・ 本来の姿で生きている
・ 無理がない
・ 静かに美しい
まるで、
わたし自身の心の変化と同じ。
5.自然は「ゆっくり育つものは、深く強くなる」と教えてくれる
化成肥料の時代は、
早く、大きく、美しくを求めていた。
有機の庭づくりに変えてからは、
ゆっくり、丁寧に、深く育つ世界になった。
自然は、
「急がなくていい」
「派手じゃなくていい」
「深く根を張れば強くなれる」
と教えてくれる。
そしてそのリズムは、
わたしの心の成熟と完全に重なっている。
🌸 まとめ
自然は、
“ゆっくり育つものは、深く強くなる”
ということを静かに教えてくれる。
化成肥料のような即効性の世界から、
有機のゆっくりした世界へ。
その変化は、
ミワズガーデンの成長であり、
わたしの心の成長でもある。
派手さはなくても、
深く根を張り、
凛として咲く花たちの姿は、
心の姿そのもの。