テーブルマナー講座・大阪・京都・関西|美しい所作と静けさの美学を学ぶレッスン(個人・団体)

予約・お問い合わせ プロフィール

🌿 私の物語・第4章:宿根草とバラの庭づくりを始めた日──静けさが根づき始めた朝

チガヤとの戦いを終え、
土をふかふかに整えた頃、
庭には秋の気配が静かに満ち始めていました。
 
やわらかな光と澄んだ空気が、
「ここに新しい命を迎えよう」と
そっと背中を押してくれるようでした。
 
こうして、
宿根草とバラを植える“庭の始まり”の日が訪れたのです。
 

✦ ゼロの庭に、初めて命を迎え入れる

チガヤを取り除き、
土を耕し、
腐葉土を混ぜ、
ようやく庭が“受け入れる準備”を整えた朝。

私は苗をそっと抱えて庭に立ちました。

その瞬間、
庭が静かに息をしているように感じました。
 
「ここから始まるんだ」
胸の奥で、静かな声がそう囁きました。
 

✦ 宿根草を植える手は、まるで祈りのようだった

苗を植えるとき、
私は両手をそっと添えました。
 
根が広がるように、
風が通るように、
光が届くように──
ひとつひとつ丁寧に場所を選び、
 
植えながら、
「元気に育ってね」と心の中でそっと声をかけるのです。
 
その時間は、
まるで小さな祈りのようで、
私の心が静かに整っていくのを感じました。
 

✦ バラを迎えたとき、庭の空気が変わった

宿根草を植え終えたあと、
私はバラの苗を手に取りました。
 
その存在感は、
庭の空気をふっと変えるほどの力がありました。
 
一輪でも華やかで、
香りは心をやさしく包み、
ただそこにあるだけで静けさが深まるようで。
 
私はその苗を、
庭の端にそっと迎え入れました。
 

✦ 庭づくりは、心の再生そのものだった

宿根草とバラを植え終えたとき、
庭はまだ殺風景でした。
 
けれど、
その殺風景の中に、
確かな“始まり”がありました。
 
土の温度、
風の匂い、
苗の小さな息づかい──
 
そのすべてが、
私の心を静かに整えてくれました。
 
庭づくりは、
外側を整える作業ではなく、
内側を再生する時間だったのです。
 

✦ この日から、静けさが根づき始めた

苗を植え終えたあと、
私は庭をゆっくり見渡しました。
 
まだ何も咲いていない。
まだ色もない。
ただ静けさだけがそこにありました。
 
その静けさは、
私の心の奥にそっと根づき始めていたのです。
 

――――――――――――
 

宿根草とバラを迎えた庭は、
やがて季節とともに息を吹き返し、
私の心にも新しい光を届けてくれました。
 
次の章では、
“心の声が戻ってきた日”──
静けさが私を呼び戻した瞬間の物語を綴ります。
 

あなたにおすすめの記事

世界観を深める、そっと寄り添う読みもの

RETURN TOP
ご予約について お問い合わせ